![[写真]多段式傾斜計](img/pic_tadansiki.jpg)
多段式傾斜計は海底地盤中に多段に設置して、深度ごとの傾斜を 測定することで海底地盤の側方変位量を計測するものです。
施工中は、1日に2度の測定を行い、測定データは接続されたデータ送信器に保存され、 1週間ごとに船上のデータ受信器により回収します。

多段式傾斜計は海底地盤中に多段に設置して、深度ごとの傾斜を 測定することで海底地盤の側方変位量を計測するものです。
施工中は、1日に2度の測定を行い、測定データは接続されたデータ送信器に保存され、 1週間ごとに船上のデータ受信器により回収します。
海底地盤に側方変位が生じボーリング孔が変形すると、その傾斜に合わせて傾斜計が傾きます。このときの傾斜角をθとすると側方変位量は次の式で近似的に求めることができます。
(側方変位量)= L sin θしかし、軟弱な海底地盤中では地盤の変動に傾斜計がうまく追従することが できないため、D滑走路での計測では層別沈下計と同様、表面に凹凸のある フレキシブル管を使用しています。