地中無線通信システム

地中無線通信システム概要

地中無線津新システム概要図

海底地盤に埋設されたセンサは、全てデータ送信器に接続されています。

データ送信器は、設定された時刻になると各センサによる測定を行い測定データを内部メモリに保存します。そして、データ送信器が記録したデータは、定期的に船上からデータ受信器を用いて回収します。
データ送信器は内蔵電池によって動作するため、センサとデータ送信器は完全に地中に埋設し長期間にわたっての計測が可能です。

[写真]地中無線通信システム

地中無線通信の利点

地中無線通信によるデータ回収の利点は、ケーブルレスで測定データの回収が行えることです。
従来のケーブルを用いた方法では、地盤沈下によってケーブルが切断されてしまったり、ケーブルを海上まで引くための構造物が工事の妨げになったりという問題点がありました。

データ送信器

データ送信器概要図

データ送信器は、最大で10台のセンサを接続することができ、本工事では412台のセンサの測定データを99台のデータ送信器(水圧式沈下計付データ送信器を含む)で回収しています。
測定を行う時間帯と地中無線通信を行う時間帯は、データ送信器に設定された動作モードによって決められ、これらの時間帯を除いてデータ送信器はスリープ状態となります。
データ送信器の運用年月は、この動作モードによって異なりますが、およそ10年にわたって運用することが可能となっています。

設置方法

設置方法説明図

(数字にマウスを合わせると図が切り替わります)

設置方法説明図

台船上でセンサケーブルを地中無線通信システムへ接続します。海中への降下前に通信確認を行います。

設置方法説明図

設置位置を掘削し、地中無線通信システムの上に保護用の土嚢を載せ、クレーンでゆっくり掘削位置に降下させます。

設置方法説明図

センサからのケーブルを断線、損傷がないよう蛇行して設置します。

設置方法説明図

全体を保護用盛土で覆い設置完了となります。

  • 設置1
  • 設置2
  • 設置3
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