新しく建設されるD滑走路は、現空港の沖合い南側海上の位置に約150万m2の空港島を構築し、その上に建設されます。多摩川と隣接するこの滑走路は、多摩川河口の環境への影響を考慮し、滑走路の南側を桟橋構造として、桟橋部と埋立部のハイブリッド構造からなる世界でも珍しい滑走路となっております。
坂田電機では、埋立部の動態観測(盛土材や海底地盤の状態を計測する)を行うために、412台の計測器を設置し、地中無線通信により定期的に測定データの回収を行っております。
埋立工事は、埋立部を囲む護岸工事の後に行われます。地盤改良、中仕切り提工、直投、管中混合、揚土の工程を経て完成します。 これらの工事の間にさまざまな計測器を設置します。
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護岸工事が完了した後に、海底地盤をSD(サンドドレーン)工法により地盤改良します。
ガット船により岩ズリを投入し、中仕切堤の築堤を行います。
底開式土運船により土砂を直接投入します。
専用打設船により管中混合固化処理を行います。
揚土船により運んできた土砂を陸上に上げ、ダンプトラックやトラクターショベルを用いてならします。
完成